Beethoven Akademisch-Praktische Studiengruppe
ベートーヴェン
学術実践研究会(BAPS)
本研究会は、2022年10月に発足し、
活動予定
ベートーヴェン学術実践研究会(BAPS)第4回例会のお知らせ
BAPS第4回例会は、ZOOMによるオンラインで、2024年9月14日(土)14:30~開催されます。発表は、すでに3件決定しておりますので、募集は締め切りました。会員登録(無料)をされますと、今までの例会の内容なども閲覧できます。是非、会員登録をして、例会にお越しください。
会員の方には、9月8日(日)までにZOOMの招待のURLをお送りします。
たくさんのご参加をお待ちしています。
研究発表の詳細は以下の通りです。
1.【研究発表】大高誠二 「18世紀半ばにおける音楽の終結法の変化について」
—スカート構造の普及の観点から—
スカート構造がいつ頃普及したのか、普及の結果音楽がどのように変わったのかを考察します。古典派以前の終止形を見直し、それ以降の作曲家にどのような影響があったのかをお話しくださいます。
大高さんは、第1回例会からリズム構造についての発表をされています。
会員限定の資料から今までの発表が閲覧できます。
第3回でスカート構造についての発表があります。
スカート構造※:大高さんが考案した終止形のパターンの名称
2.【研究報告】多田純一「ショパンの作品にみる多様性と原典版への反映」
2014年にモーツァルトのピアノソナタK.331の自筆稿がハンガリーで発見され、今まで慣れ親しんだ音が原典版の楽譜上ですでに変更されていることから、原典版とは何かを考えました。多田さんは、長年、ショパンの版についての優れた研究をされており、原典版とは、結局、どのような版を言うのか、ショパンを中心にお話ししていただきます。
3.【研究発表】深井尚子「シャンドールピアノ教本の活用によるピアノ演奏法の研究」
ジョルジ・シャンドールは、ハンガリー出身のヴィルトゥオーゾピアニストで、ジュリアード音楽院で長く教鞭を取った方です。『ピアノ教本』という著書は、ピアノ演奏法を多角的に見つめ、有益なアドヴァイスが満載です。今回は、《第3部 技術は音楽になる》から、“第13章 歌う音”、“第16章 音楽の句読法”に注目し、いくつかの提言ができればと考えています。ピアノ演奏法について皆さんと意見交換ができますこと楽しみにしています。
本研究会は、質疑応答を大切にしています。
発表や報告の後には、皆さんからの活発なご意見やご質問をお待ちしています。
BAPS第4回例会でお目にかかれますこと、今から楽しみにしています。
ベートーヴェン学術実践研究会(BAPS)会長
深井尚子