ベートーヴェン学術実践研究会
ベートーヴェン学術実践研究会のイメージ

Beethoven Akademisch-Praktische Studiengruppe

ベートーヴェン
学術実践研究会(BAPS)

 本研究会は、2022年10月に発足し、今年2024年9月の第4回例会で発足2年となります。ベートーヴェンが生きた18世紀~19世紀のクラシック音楽を中心に、演奏家と研究者の二つの立場を、演奏実践によって融合することを目的として活動を続けています。

ベートーヴェンを冠しているため、今まで、ベートーヴェンの研究会という印象を持たれている方が多くいらっしゃいますが、実は、本研究会は、ベートーヴェンの研究に特化したものではありません。ベートーヴェンは、古典派とロマン派をつなぎ、その中心にいる作曲家で、ベートーヴェンを中心にバロック時代のバッハやロマン派時代のショパン、さらにリスト、シューマン、ブラームス、その先のマーラーやブルックナー、ロシアの作曲家までその影響を見ることができます。印象派などは独自の発展を遂げていると感じますが、バロック時代から続くドイツ的な音楽の係留との違いの研究なども興味深いものがあると思っています。
 物事には、何か基準となるものがあると、その比較によって多角的な視野を得ることができると考え、「ベートーヴェン」という古くも新しくもある独特な作曲家の名前を冠した、ということです。
今までの例会では多彩な研究発表と研究演奏によって徐々に発展していることを感じています。
音楽への愛と各々の方々の音楽への情熱をベートーヴェン学術実践研究会で発表しませんか?
 まずは、会員登録(無料)をして、一緒に勉強を続けていく仲間になっていただけましたらうれしいです。
         ベートーヴェン学術実践研究会(BAPS)会長 深井尚子
                                   

 

活動予定

 【第4回BAPS例会は無事終了いたしました。】
第4回ベートーヴェン学術実践研究会(BAPS)例会は、2024年9月14日(土)に無事、終了いたしました。
発表2題、出席者8名でした。少人数のメリットとして、会員全員と質疑応答ができ、活発な意見交換ができました。
大高誠二さんのスカート構造についての発表は、ソナタ形式の萌芽や音楽におけるクライマックスの盛り上げ方に採用されていることなど、大変興味深い内容でした。
深井尚子のシャンドールピアノ教本の発表では、鍵盤を押し付けることで、歌う音が阻害されること、音楽の句読法を知ることが自然な音楽表現に繋がることについて解説しました。
両研究には、活発な意見や質問が飛び交い、素晴らしい研究会となりました。新しい会員も少しずつ増え、小さくささやかな本研究会は発展していることがわかり、うれしく思っています。
第5回のベートーヴェン学術実践研究会(BAPS)は、2025年2月8日(土)14:30~オンラインで開催されます。
現在、2つの研究発表が予定されています。会員の方の、20分程度の研究報告(発表ではなく)を1件募集中です。お気軽に本研究会でお話ししませんか?
今までの例会は、毎回、活発な質疑応答があり、研究発表は2件がちょうどいいと考えています。研究発表といいますと堅苦しく思いますが、近況報告や楽曲への疑問などありましたら、是非、例会で問題提起してください。お待ちしています。
 第4回例会の様子は、後ほど会員限定資料に公開予定です。今回、ご欠席だったみなさま、是非、ご覧いただき参考にしていただければと思います。公開されましたら、会員の皆様にご案内させていただきます。
まだ、会員登録されていない方は、是非、登録していただき、BAPSで一緒に勉強しませんか。
次回、みなさまにお目にかかれますこと楽しみにしています。
BAPS会長 深井尚子

INFORMATION