みなさま、いよいよ、来月2月11日(土)14:30から第1回のBAPS研究会が開催されます。すでにたくさんの方に会員登録をしていただいており、私自身、とても楽しみで、ワクワクしています。たくさんの方のご参加をお待ちしています。
開催方法は、Skypeのオンライン会議となります。2月6日(月)に参加のURLをこのBAPS通信にお知らせします。2月11日(土)14:00から開場しますので、もし、可能でしたら、Skypeにアカウントを作成していただくと、よりスムーズかと思います。アカウントがなくても参加は可能です。
最近の私のベートーヴェン研究は、本を読むことになっていますが、今まで、読みたくても時間が取れず読めなかった本を読んで、少し新しい観点を吸収しています。第1回目の研究会では、それらの内容も含め、哲学の歴史の中の「ドイツ観念論」が与えた影響やその変化にも追及する予定です。アメリカの音楽学者、マーク・エヴァン・ボンズの著作が面白ろいので、ご紹介したいと思っています。現在のベートーヴェン研究は、ドイツよりもアメリカが活発で、新しい発見がたくさんあります。やはり、古い資料は基本になるのですが、そこから新しいアイディアを見出して、別な観点から研究を進めている音楽学者がたくさんいるのですが、あまり、幅広く知られているとは言えないと思います。
このベートーヴェン学術実践研究会の中での私の役割の1つは、さまざまな新しい研究を私自身が見出し、現代のベートーヴェン研究がどのように進んでいるのかをお伝えすることです。ベートーヴェンは、耳が聞こえない偉大な作曲家で音楽は力強く人々に勇気を与える、といった昔からのステレオタイプのイメージだけではなく、ベートーヴェンの別な一面もお伝えしたいと考えています。
次の2月6日のBAPS通信をお忘れなくご覧いただき、第一回目の研究会でお目にかかりましょう。
ベートーヴェン学術実践研究会会長 深井尚子